1. /
  2. /
  3. 医師におすすめ、今から始めたい仮想通貨への投資
  • 投資

医師におすすめ、今から始めたい仮想通貨への投資

「仮想通貨ってよく分からない?」という方がいらっしゃいます。(ちなみにこの「仮想通貨」、海外では「暗号通貨」と呼ばれることが一般的です。)

当社ではそういった方に対して「ドラクエの中に出てくる金貨のようなもの」と説明しています。

これはあくまでもゲームの世界の中での‟お金“なので実態はありませんが、プレーヤーはこれを‟お金”として認識していますよね。この架空のお金がゲームの世界を飛び出して、現実世界でもプレーヤーそして世界中の人達からも「お金」として認識されるようになったもの…というように説明しています。

どうでしょう、少しはイメージし易くなりましたか?(笑)

つまり「仮想通貨」に実態はありません。あくまでもインターネット上で「お金」と呼んでいる電子データ(情報)を売ったり買ったり、送ったりもらったり…と取引しているに過ぎないのです。

「ネット世界の電子データ(情報)」…これが「仮想通貨」の本当の姿なのです。

ではこの「仮想通貨」、世界ではどう位置付けられているでしょうか?

実は今年2018年3月に開催されたG20で、仮想通貨は「通貨」ではなく「暗号資産」として明確に位置づけられました。そして現在はその投機性の高さ、資金洗浄の問題点等々から、関係機関が規制強化に動き出しているところです。

ところがそんな中でもイスラム圏では新たに仮想通貨の発行が試みられており、さらには世界的な有名金融機関や有名IT企業、そして著名投資家も仮想通貨取引にどんどん参入してきています。

果たして今後どんな展開を見せるのでしょうか…

仮想通貨の本来の意義とブロックチェーン技術

世界で最初に開発された仮想通貨は、皆さんご存知の「ビットコイン(BITCOIN)」です。

そもそも、なぜビットコインのような仮想通貨が開発されたのでしょうか?

スタートは「各国の通貨(法定通貨)価値が日々世界情勢や各国の中央銀行の動向により変動する…それにより人々の生活が振り回されるのは理不尽だ」との考えから、「価値が変動しない全世界に共通する「通貨」(情報)を創造する」というところからでした。

各国の思惑や為替動向に囚われない「世界共通通貨」となることが当初の大きな目的だったのです。

そしてそれを支えるために開発された技術がブロックチェーンと呼ばれるものです。

ブロックチェーンは「分散型台帳技術」や「分散型ネットワーク」とも呼ばれます。

これは取引履歴(トランザクション)をそのユーザー全員で分散共有し、各々がデータを相互に監視しあうことで、取引の正当性を担保するネットワークシステムのことです。もし万が一過去の取引データが改ざんされたような場合には、すぐに不正が発覚し排除される仕組みになっている極めて信頼性の高いネットワークなのです。

仮想通貨のメリット

このような形で開発された仮想通貨には、従来の通貨と比較して大きく3つのメリットがあると言われています。

1.通貨価値の下落に強い

前述のように円やドルなどの法定通貨は、各国の中央銀行の意向で発行量が左右されます。一方、ブロックチェーン技術が基礎となっている仮想通貨システムでは、中央管理者が存在せず、むやみにその流通量が増えることはありません。そのため既存の通貨と違い、過剰発行による通貨価値の下落が発生し難いと言えます。

2.低コストで海外送金が可能

もう一つのメリットは低コストの海外送金が可能になることです。中央管理が必要となる送金システムはシステム開発やセキュリティ対策などに多額の資金が必要となるのが一般的ですが、インターネットとブロックチェーン技術を活用することで、こういった多額のシステム開発・セキュリティ投資が不要となるため低コストの送金が可能になります。

3.データの改ざんができない信頼性

最も重要なポイントはデータの改ざんが出来ないことでしょう。ブロックチェーン内の取引データを改ざんする場合は、世界中の端末で共有されているブロック(取引リスト)をすべてハッキングして書き換える必要がありますが、そんなことは事実上不可能でしょう。それ故取引の信頼性は極めて高いと言えます。

投機として扱われる「仮想通貨」を持つ意義

このようにその価値に大きな可能性を秘めた仮想通貨ですが、現在の仮想通貨の扱いは…残念ながら「投機」そのものです。

本来は「価値の変動しない世界共通の通貨」として登場したワケですが、ご存知の通り、ビットコインに代表されるよう、その価格は日々乱高下しています。もはや、当初の理念や目的とはかけ離れ、「投資」と言うよりも「投機」とも言うべき値動きをしています。

きっと皆さんも「非常にリスクの高いもの…」と認識されておられるのではないでしょうか。

そんな中、なぜ当社が「仮想通貨」を投資先の1つとして取り上げるのか?

それは先にも述べた‟仮想通貨が開発された本来の意義“にあります。

ご存知の方も多いと思いますが、リーマンショック後世界の主要各国は、経済の活性化の為、天文学的な量の自国通貨の大量発行を行ってきました。これによってそうした国々の「通貨の価値」は下がってきてしまいました。

(一般生活の中ではなかなか気付き難いと思いますが、米国ドルも、日本円も、ユーロも通貨価値を下げています。これが一部では「通貨安戦争」とも呼ばれています。)

こういった国家・中央銀行の政策による「通貨価値の下落」は、私達個々人にはどうすることもできません。

そんな時に「価値の変動しない通貨(資産)」を持っていれば…

それによって「資産を目減りから守る」ことが可能となるのです。

‟価値の目減りする通貨から価値の目減りしない通貨に置き換えておくこと“により資産の実質的な減少を回避することが出来る…これこそが当社が仮想通貨の投資に注目している大きな理由なのです。

将来いつ起こるかもしれない通貨価値の下落に際し、資産を効果的に保全できる方法…その選択肢の1つとして「仮想通貨」が考えられるのです。

故に、将来を見据え「仮想通貨」を、『第2の通貨』として保有していく価値は十分にあると当社は考えているのです。

どうやって仮想通貨を保有するのか?

しかしそうは言っても投資方法が分からない…と言う方もまだまだ多いでしょう。

実際仮想通貨は現在では1500種類以上存在すると言われており、日本ではこのうち14種類だけが取引されているに過ぎません。

また仮想通貨の取引所に至っては世界に500以上存在するとも言われています。

さらには世間を賑わすほどのニュースが毎日飛び交っており、きっと不安の眼でご覧になっていることと思います。

ただ、現状でトラブルになっているのは、過剰なまでの「投機的取引」、「管理の複雑さ」、「取引所の信用」の問題、そして「海外ニセサイトによる詐欺被害」等です。

本当の問題は「仮想通貨」そのものよりも、それを扱う外部環境の問題なのです。

つまりしっかりした取引所を活用し、安心できるセキュリティのもと、厳格に管理し、適正と思われる価格で購入すれば大きな心配はないと思われます。

また最近では、投資信託のように、数種類の仮想通貨を投資先に選定し、組み合わせて購入するファンドのようなものも存在しています。仮想通貨の取引に慣れておらず、また将来的にまだまだ不安定な動きをする状況なので、このようなファンド型の仮想通貨運用をすることもおすすめの1つです。ご興味のある方は当社にご相談ください。

まとめ

先に述べたようにG20では「通貨」ではなく「暗号資産」として定義されました。しかし‟資産“ということは、裏を返せば経済的価値が存在するということです。

またブロックチェーンの技術は素晴らしいものがあり、今後は他分野でも益々活用が見込まれているような状態です。

せっかくお金を貯めて資産を増やし、運用でも増やせることが出来たとしても…将来各国の通貨価値の下落によって、そのプラスが実質的に削減されてしまう可能性も無いとは言えません。

そんな将来起こるかもしれない通貨(法定通貨)価値の下落に備える為にも、仮想通貨をアセットの一部として組み入れていくことは今後必要になってくるでしょう。

今は仮想通貨についてはまだまだ過渡期と言えます。

しかし、上述してきたように仮想通貨が本来有する価値と可能性を秘めています。

故に当社は仮想通貨への投資を今後も推奨していくつもりです。

The following two tabs change content below.
大西宏明

・プロフィール

株式会社VIDA MIA代表取締役
生命保険・損害保険のコンサルティング、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として長期資産運用の提案、相続・事業承継対策として遺言の作成および民事信託(遺言代用信託)スキームの提案、と保険やオペレーティング・リース、投資信託など多岐に渡った金融商品を取扱い、専門家の税理士や弁護士とも提携してワンストップ型の独立系総合金融サービスを展開しています。

経歴を見る  

この専門家へのお問い合わせはこちら

・経歴

1972年生
滋賀県守山市出身

1991年
洛星高校 卒業

1996年
神戸大学 教育学部 卒業

1996年
大同生命保険相互会社 入社。企業年金部に配属後、大阪・京都で営業課長を歴任。

2015年
株式会社FPG 入社。大阪・広島で副支店長としてオペレーティング・リース(JOL)の販売に従事。

2016年
株式会社VIDA MIA 代表取締役就任