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医師による不動産投資の実態は?

巷では『不動産投資』がブームです。

今や一般のサラリーマンまでもがマンション投資をする時代になってきました。医師の方々のところにも多くの不動産セミナー等の勧誘の電話が掛かってきたりしているのではないでしょうか?

先日発表された全国の公示地価は上昇を続けており、それに伴い都市部ではマンション価格なども上昇を続けています。

一方では銀行の貸出金利は低い状態が続いており、不動産投資をするには極めて良好な環境に見えます。

が、果たして今の不動産投資は本当に有効な投資手段なのでしょうか?

医師が不動産投資を行う場合のメリットと失敗例

医師のような高額所得者には不動産投資による資産形成に特にメリットがあると言われます。

簡単にそのポイントを纏めると

  • 時間的な制約を受けにくい
  • ローンが組みやすい
  • 税務面でのメリットがある(節税効果が見込める)
  • 生涯に亘る不労収入を作ることが可能
  • 将来は自分や家族または開業用地として活用することも可能

などの点が挙げられます。

こう見ると非常に良い点ばかりに見えると思います。

しかし不動産投資には注意しないといけないポイントも沢山あります。

 

では、よく聞く失敗のケースをご紹介しましょう。

最も多いのは

  • 入居者が決まらないで、予想より空室が出てしまった…
  • 予想より家賃が下がってしまった…
  • 修繕費が予想以上にかかってしまった…
  • 不動産価格自体が大幅に値下がりしてしまった…

不動産投資で失敗する人のほとんどがこのようなケースです。

これを総括して言わせていただくと…「もともとの見立てが甘い!」の一言に尽きます。

 

もともと周辺の人口や標準家賃、そしてその街の状況、交通機関の状況…ひいてはその都市の人口増加や政策、果ては日本の人口構成などなど、様々な事案を勘案し、不動産投資は進めなければなりません。失敗した方々に話を聞くと、たいていは「よく分からなかったので、不動産会社に勧められたまま購入しました…」という回答ばかりです。その為、購入時の収益計画も甘く見積もってしまい、結果「こんなハズではなかった!」「こんな話は聞いてない!」という状態に陥ってしまうのです。

綿密で厳格な見込みと収支計画、それが不動産投資を成功させる上で何よりも大事なことです。

マンション投資セミナーなどで、簡単に「節税に繋がりますよ~」などの文句に釣られて進めるような安易な話では決してありませんのでご注意を!

不動産融資についての貸出金利

ただし金利だけを考えると、確かに融資を受けるには良いタイミングかもしれません。

ご存知の通り、歴史的に日本の金利はゼロ金利、マイナス金利と言われるように非常に低い水準で推移しています。それだけを考えると銀行からローンを受けるタイミングとしては良いかもしれません。またそんな中ご存知の通り、各銀行は貸出先に苦慮しており、高収入で属性が良いとされる医師への融資は比較的積極的に行ってくれています。これは医師にとって非常に好都合な状況と言えるでしょう。

これに関しては積極的に活用しても良いと思います。

当社の考える‟失敗しないための不動産投資術“

では成功する為にはどうすれば良いのか?

当社では以下の点についてアドバイスしています。

1周囲で不動産投資経験のある方に話を聞く

2ご自身で不動産を見る目を養う

3最初からあまり過大な投資をしない

4不動産会社の言いなりにならない

5複数銀行と折衝し少しでも金利を安くする

そして一番大事な

6収支計画は厳しめに見積もる

この点に尽きるでしょう。

この点に留意しておけば、不動産投資で大きく失敗してしまうことはないと思います。

 

ただし最終的に不動産投資は「いかに優良物件を所有するか」が決め手です。

是非それを見極める為の情報収集能力と慧眼を養う習慣を身につけていくと完璧でしょう。

 

当社の考える長期的不動産所有

では当社が、医師の不動産投資についてどう考えるかと言うと、答えは「大賛成」です。

ただし当社が医師の不動産投資に賛成する大きな理由は、他とは少し違っていて、『老後(リタイア後)の不労所得を得られるから』です。目先の節税やちょっとした家賃収入稼ぎよりも、この点に最もメリットがあると考えているのです。

と言うのも、今や人生100年時代とも言われ、老後が想定以上に長くなる可能性が指摘され始めています。そうなると公的年金はより一層手薄になるものと思われ、自助努力での資金準備はより一層必要性が高まるものと思われます。その時に役に立つのがこの「不動産収入」だからです。

故に当社では、資金に余裕のある方には、未来を見据え老後の収入源を確保する1つの方策として「不動産投資」をお勧めしている次第です。

まとめ

このように当社では不動産は長期的には医師の方に限らず是非所有しておくべき資産として推奨しております。

ただし、一方で投資するのにも難しい対象であることも十分に承知しています。

そういったことを勘案し、当社では多数の不動産会社と提携して日頃より情報収集に努めております。

もしご相談等をご希望の場合にはお気軽にお問合せください。

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大西宏明

・プロフィール

株式会社VIDA MIA代表取締役
生命保険・損害保険のコンサルティング、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として長期資産運用の提案、相続・事業承継対策として遺言の作成および民事信託(遺言代用信託)スキームの提案、と保険やオペレーティング・リース、投資信託など多岐に渡った金融商品を取扱い、専門家の税理士や弁護士とも提携してワンストップ型の独立系総合金融サービスを展開しています。

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・経歴

1972年生
滋賀県守山市出身

1991年
洛星高校 卒業

1996年
神戸大学 教育学部 卒業

1996年
大同生命保険相互会社 入社。企業年金部に配属後、大阪・京都で営業課長を歴任。

2015年
株式会社FPG 入社。大阪・広島で副支店長としてオペレーティング・リース(JOL)の販売に従事。

2016年
株式会社VIDA MIA 代表取締役就任