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医師が加入するのに適した生命保険とは?Part2

人が生活していく上でのリスクと言えば何が思い浮かぶでしょうか?

やはり真っ先に「ご自身に万が一の事態が起こること」「病気やケガで働けなくなること」などが思い浮かぶのではないでしょうか。

しかし昨今はもうひとつ別のリスクが、今まで以上に大きく取り沙汰されてきていることを御存知でしょうか?

そのリスクとは…『長生きするリスク』です。

人生100年時代にどうやって対処するのか

リタイアした後の人生をどのように過ごしていくのか?

これは医師に限った話だけではなく、今後は大きな社会問題にも発展するとも言われています。

というのも、日本人の平均寿命は医療技術の進化と共に年々延びており、今や『人生100年時代』と言われ始めています。そして今この「定年(リタイア)後長生きするリスク」が問題視されてきているのです。

これから人は自分の人生を、今までの70~80歳前後ではなく、100歳と想定して考えないといけなくなり始めているからです。

既にサラリーマンは、定年が65歳から70歳に徐々に引き上げられてきていますが、それでももし人生100年を想定すると残り30年もあります。この間の生活費などはとても公的年金などで賄いきるのは難しいでしょう。

(そもそも現在の公的年金も日本人の寿命を100歳として設計されてはいません)

そこで将来に備えて「自分自身で蓄える」ために生命保険を活用する方法をご紹介したいと思います。

生命保険をどのように活用するのか

生命保険には、死亡リスクに備える「死亡保険」とともに、「長生きするリスク」に備えた「年金保険」というものが存在してきました。

今回はこの「年金保険」を含む「長生きするリスク」に対応する保険をフォーカスします。

生命保険は主に①「保障」として活用するのか、それとも海外のように②「積立(運用)」として活用するのか、または③その両方の機能を活用するか、の大きく3パターンに大別できます。今回活用するべき保険は②と③に該当するものです。

が、しかしそうは言いながら、現状は生命保険をそのまま活用する積み立ては非常に厳しい状況です。と言うのも、生命保険は日本の債券を中心に運用しているため、金利に大きく左右されてしまうからです。御存知の通り、日本の金利は今や「ゼロ金利」さらには「マイナス金利」と呼ばれるほど状態ですので、保険会社も私達同様に運用してもほとんど利益が得られない状況だからです。

ではどうするのか?

答えは、海外資産(米国ドル、豪ドル等)による外貨建て生命保険を活用することです。

なぜ外貨建て生命保険なのか

話は飛びますが、海外の金利を御存知でしょうか?

リーマンショック後に「金利が下がった下がった」と言っても、米国では10年2.8~3.0%、豪州でも2.5~2.9%程度で推移しています。ゼロ、マイナス金利の日本とは大違いですね。(ちなみに日本で預金金利が3.0%近くあったのは、今から約30年前の1990年頃、日本が「バブル時代」と言われていた頃まで遡ります。)

この『金利の差』が生命保険の運用にも直結してくるのです。この『差』により外貨で運用したほうが、はるかに効率が良い結果に繋がります。

勿論、為替は避けては通れません。確かに為替はどのようにして動くのか、なかなか予想できません。が、しかしこれからの世界情勢を勘案すると、日本円だけで長期運用していくことも一つのリスクとなりうるので、リスク分散の観点からも外貨を保有して長期運用することはお勧めです。

中でも当社では、世界の基軸通貨である米国ドルを保有し、それで長期積立(運用)することを特にお勧めしています。

(ちなみに、このような理由から、今では外資系の生命保険会社だけでなく、国内の生命保険会社も外貨建て生命保険の扱いを増やしてきています)

代表的な外貨建て生命保険

外貨建て保険とは言え、日本円建ての生命保険と同じように「個人年金保険」「終身保険」などの種類があり、その仕組みもほぼ同じです。

大きな違いは、保険料を外貨で支払い、保険金・解約返戻金を外貨で受け取るという点でしょう。ただし日本円建ての生命保険と比べると、金利の高い通貨で運用していることもあり、解約時返戻金や満期保険金などの返戻率は高くなります。

(※しかし上述の通り、為替次第ではいくら運用が上手く行っても元本割れする可能性もあります)

私達がよくお勧めするケースの1つは「米国ドル建て終身保険」です。

日本でも馴染のある終身保険ですが、加入すればその名の通り「一生涯の保障」が付与されることになります。(ここでも日本より利率が高いので、同じような保険金に加入したとすると、外貨建て保険のほうが割安になります)

この保険が良い点は、老後にご子息が独り立ちされ、保障の必要性が無くなったような場合等には、これを解約しご自身の「米国ドル建て年金」にして受け取ることができるのです。上述の通り、運用の率は日本円のものより高いので、為替を抜きにして計算すると高い利回りでの運用効果が得られるのです。

まさに「保障」と「積立(運用)」の両立が可能となっている保険なのです。

余談ですが、当社のお客様の中には、これを活用し「子供たちが離れた老後は、夫婦でハワイに移住したいので、その時の生活資金としてドルの年金にしたい」という方もおられました。私達もこのような計画通り有効活用していただきたいと願っています。

まとめ

いずれにせよ将来に備えて、老後に向けた資金作りの1つとして外貨建て保険を持っておくことは当社では非常に有益な方法だと考えています。これは、当社がもう一つ同じように推奨している、優良な不動産収入などの不労所得を持っておくことと共に、老後に向けて是非とも準備しておいていただきたい運用方法です。

「備えあれば憂いなし」…

人生100年時代に対処する為に、今のうちから計画的に資産をコントロールして、豊かな老後を手に入れられるよう準備を進めて行きましょう。

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大西宏明

・プロフィール

株式会社VIDA MIA代表取締役
生命保険・損害保険のコンサルティング、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として長期資産運用の提案、相続・事業承継対策として遺言の作成および民事信託(遺言代用信託)スキームの提案、と保険やオペレーティング・リース、投資信託など多岐に渡った金融商品を取扱い、専門家の税理士や弁護士とも提携してワンストップ型の独立系総合金融サービスを展開しています。

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・経歴

1972年生
滋賀県守山市出身

1991年
洛星高校 卒業

1996年
神戸大学 教育学部 卒業

1996年
大同生命保険相互会社 入社。企業年金部に配属後、大阪・京都で営業課長を歴任。

2015年
株式会社FPG 入社。大阪・広島で副支店長としてオペレーティング・リース(JOL)の販売に従事。

2016年
株式会社VIDA MIA 代表取締役就任