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医師としての生活に結婚は必要か?

医師の平均初婚年齢は約29歳です。日本男性の平均初婚年齢は30.4歳なので少しだけ他の職業と比べると医師の平均初婚年齢は若いようです。しかし、40代で未婚の医師も割と多くいます。ここではなぜ医師に晩婚の人が少なくないのか、結婚して良かったと感じている医師の奥さん(または旦那さん)の特徴、そして、それとは逆に結婚を失敗したと思った医師の具体的な事例をご紹介し、極論ですが、医療従事者としての生活に結婚が必要なのかどうかを俯瞰していきます。

 

医師はモテそうなのに、なぜ晩婚の人が少なくないの?

医師は大学(医学部)を卒業し医師免許を取得後、初期臨床研修医期間の2年、そして、後期研修医期間3~5年を経て医師としてようやく少しずつ独り立ちできるようになります。この期間の5~7年ほどは、医師の生活は仕事漬けとも言えるほど多忙で、人によっては恋愛をするタイミングさえない人もいます。一人前になるまで最低10年はかかると言われているのが医師という職業です。恋愛をするタイミングがなく、大学(医学部)卒業後10年以上経っても独身で40歳代くらいからやっと結婚を考え始める人が少なくないのです。

 

どんな相手が医師には理想的?医師の結婚成功事例

医師は多忙な職業です。診療以外にも認定医や専門医の取得や維持のために、各地の学会に出席したり、論文の発表をしなければなりません。その忙しい状況を理解でき、支えてくれる奥さんや旦那さんだと「結婚して良かった」と感じるようです。

具体的に言うと女性医師の旦那さんであれば、家事の分担をしてくれたり率先して手伝ってくれたりして、医療従事者たる医師としての働き方を理解してくれる人です。

「妻は家庭に入り、子育てと家事に専念する」という、いわば旧来型の家庭像を抱いているタイプではない男性と結婚した女性医師は幸せな結婚生活を送れている人が多いようです。

男性医師の奥さんも、医師という職業の多忙さや苦労を理解してくれる人でなければ結婚生活はなかなかうまくいかないケースが多いようです。学会への参加が続き、研修費としての交通費や参加費がかさむ事もあるでしょうし、結婚後に大学院に進学するとなれば学費がかかります。

残念ながら「医師は高級取りだから結婚したら幸せになれる」とお金目当てで近寄ってくる女性は少なくありません。しかし、そういった女性との結婚生活はいくら稼いでも経済的安定は遠のくばかりで、夫婦仲もうまく行かない事がよく見られます。逆に、結婚生活が上手くいっている男性医師の奥さんは「医師の妻」という立場の前に、元々旦那さん自身を愛しているという女性が多いようです。

 

「こんなはずではなかった!」医師の結婚失敗事例

どんな夫婦にもお互いを不安・不信に思う事はあると思いますが、ここでは医師からの視点で結婚を後悔したという事例をご紹介します。

家族の時間をとれず奥さんの機嫌がいつも悪い

勤務医であれば1週間子どもの顔を見れないなんて事は珍しくないかもしれません。家族で約束していても、急に病院から呼び出される事もあるでしょう。子供に一番手が掛かる時に、医療従事者である医師の働き方に理解がない奥さんだと結婚生活はうまくはやっていけないようです。

結婚後に他の女性と浮気していた事がばれた

医師は20代前半の若い時期に遊んでいたという人はあまり多くありません。一番遊びたい時期に必死に勉強して一人前の医師になろうと努力しなければならないのが医師という職業の宿命です。ようやく結婚後、お金にも少し余裕ができ、風格も出てきて、社会的地位もあるとなると世の女性が放っておきません。医師はモテのです。ここで若い時期に遊ばなかった反動が出てきてしまう医師もいるようです。夫婦の問題なので話し合いで解決できる場合もありますが、どうしようもなかったりして泥沼離婚に至るという事にもなりかねないのでリスクになる行動は避けたいものです。

生活費、教育費が多額で思っていたより貯蓄できない

子供も医師を目指し、医学部に進学するという医師の家庭は多いです。年収が2,000万ほどあっても子供2人を医学部に入学させるのは厳しいです。また、医師の家庭は家や家具、車、趣味、外食といった生活費にお金を掛ける人も多くいます。生活水準を落とさないために、アルバイトを掛け持ちしている医師は少なくありません。医師は他の職業と比べると比較的収入が多いですが、出費も多額で思うほど貯蓄にまわせていない家庭もあるようです。

結局のところ医師は結婚した方が良いのか

医師であろうとなかろうと、結婚生活が上手くいくかどうかは相手を愛しているか、思いやれるかどうかに掛かっていると思います。結婚してしまうと、独身の時と比べて自由に使えるお金も減額してしまいます。しかし「もっと愛する家族のために頑張ろう」と向上心が出てくるのなら結婚して良かったと思えると思います。

しかし、医者家系で「医者の娘または息子と結婚してほしい」とか、「国際結婚は許さない」など親から束縛されている医師も少なくありません。医師が本当に好きな相手を親に紹介したところ、相手の職業・出身大学・家柄などが気に入らず猛反対されたと言った話はよく耳にします。自分が選んだ好きな相手と結婚しても上で記載したように、結婚生活が上手くいかない事はあります。医療従事者としての医師の働き方に理解がない相手や、親に無理やり決められた相手だと、家に帰って心から「幸せだ」と感じる事は残念ながらあまり無いかもしれません。

今回のタイトルの回答としては、医師の生活に結婚は必要かというと、愛している相手と幸せな家庭を築き、その生活が仕事にも良い影響を与えるのであれば、必要でしょう。

そうでなければ、「結婚は慎重に。」というのが個人的意見です。

好きでもない相手(親が全てお膳立てした政略結婚のような相手)との結婚話が持ち上がった場合は、、その相手とずっと一緒にやっていくという覚悟があるのか、政略結婚も場合によっては有りでしょう。「結婚する、結婚しない」は結局のところ、個人の価値観の問題で、外野がとやかく言うべきものではありません。しかし、現実問題として、結婚とは個人同士の繋がりだけではなく、家同士の繋がりという側面がある事も理解しておく必要があるでしょう。全く親戚付き合いをしないという訳にはいかない場合が多いのが実情です。
という訳で、「結婚は慎重に。」というのが本タイトルに関する私からの結論です。

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三木正孝
三木正孝

・プロフィール

医師の転職支援サービス「医師転職コンシェルジュ」を運営し、自らもエージェントとして医師の転職をサポートしています。これまでに14年間、多くの医師の転職を成功に導きました。

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・経歴

1969年大阪生まれ
大阪明星学園・明星高等学校卒業(高校3年時・剣道3段、玉竜旗全国高等学校剣道大会出場)
関西大学 法学部法律学科卒業(専攻・民法総則=高森ゼミ第14期幹事、大学4年時・剣道4段)

1992年
総合商社 ニチメン(現・双日株式会社)入社。商社マンとして11年間(1992-2003年)勤務

2003年
NZ・Hawaii短期留学・ビジネス視察

2004年
株式会社レイ・クルーズ設立、代表取締役に就任。
大前研一塾長ABS(アタッカーズビジネススクール)第19期
~現在に至る。